20230401 近況報告

 

引っ越し後の後始末について

 1月末に引っ越しそのものは完了したのですが、2月中旬に事前に支払った敷金とは別に10万円の退去費用の請求が旧住居の管理会社から届いたため、過去の資料をもとに弁護士に相談のち、回答書を作成していただき、管理会社に提出したところ音沙汰無しという状況で今に至ります。

 夫は当初、管理会社相手に少額訴訟を起こし、身ぐるみ剥がす気満々でしたが、弁護士さんから「その手法はかかる手間暇を考えると非常に迂遠である。こういったケースの場合は相手(企業)を動かすことを考えなさい。」と指摘され素直に聞き入れていました。相談費用は文書作成費用込みで11,000円。論点を整理して相談したのもあってか、1/10程度で済みました。

 ということで収支はプラスにはならなかったものの、大きな赤字にもならなかったのでよかったかなと思います。(まあ確かに、個人単位での意思決定と組織単位での意思決定ではかかる時間も、かけられるお金も違いますからね。専門家に相談する強みはこういった知識を得られるところにあると思います。)

 

入籍したことが親バレしました

 タイトルどおりです。入籍したことが私の不手際によって親バレしました。原因としては私が親宛に送った画像に新姓で記載されている私の名前がうつっていたことによるものです。

 前年1月頃に夫と当時の大家の仲が険悪になったのもあり、転居のために入籍したのですが、私の親が「学生相手の結婚反対」というスタンスだったため、「一応大学を卒業するまでは黙っていよう、そうすれば穏便に収まるよね!!」という考えのもと行動した結果、タイトルのような結果になりました。関係者各位、申し訳ありませんでした。

 その後、案の定父親がLINEにて説教型長文を送り付けてきたため、25年あたため続けてきた思いをしたため、父親の説教型長文のスクショと一緒に家族LINEに投下。「私への今後の連絡は伯母さん(父方の姉)を通すこと」と書き残しFOしました。やったぜ!!!!

 なお、その後伯母にその旨を伝えた際には、「貴方の父親から連絡があり、なぜか連絡がとれるかどうかを確認してきたので、(連投されても困るしな、と思い)”メール”でなら可能と回答しておいた」とのこと。流石の察し能力です。また、伯母も私の父親の子どもに対する態度には少々思うところがあったようで、「刺激せず良い感じにしょぼくれてもらおう。自分自身の行動を省みるかは分からないが」とのこと。ちなみに伯母も私が家族LINEに投下した文章を読んだようで「部外者の私が読んでもしんどかった」と言っておられました。

 

昇進について

 昇給・昇進についてなんとなく調べてみたところ、「優」を何度かいただいていたようで、ちょっぴり嬉しい気持ちになりました。毎年確認しようとは思いませんが、5年か10年おきに確認してみたらやる気出るかもなあなんて思ったり。

 一応、今のところは30歳までに年収400万貯蓄200万が目標なのでそれを目指して頑張るつもりです。なんならゲーム感覚でウン年後までに同期の高学歴組を越してみたいまである。まあ、適度に頑張ります。

 

最近触れた作品とか(書籍以外)

 最近は、輪るピングドラムメイドインアビスレイトン教授と不思議な町などに触れていました。

輪るピングドラム

 少女革命ウテナは残念ながら少し単調に感じられて撤退したのですが、輪るピングドラムはよくわからないながらも以前になんとか完走した作品です。なんとなく、久々に見返そうかと思い、14話くらいから見返していました。

 唐突に始まるたとえ話も繰り返し見るとそういうことなのかとなんとなく納得が言ったりしたものですが、正直肝心な”高倉父と母がピングフォース(KIGA)の作戦で何をなし得たかったのか”は繰り返し見てもよく分からないなあと思ったり。

 逆に、20話「選んでくれてありがとう」を初回は意味も解らず泣きながら見ていたのですが、見返すことによってより自分事として肌になじみやすくなった実感があったり。面白い作品だと思います。腑に落ちない部分があったりするのですごく好きとは言い難いですが。

メイドインアビス

 メイドインアビスは一期を以前完走したのですが、劇場版「深き魂の黎明」と二期「烈日の黄金郷」にようやく着手することが出来ました。

 この作品は話が進むに連れて地上(リアル寄り)の情報が薄まっていき、地下(フィクション寄り)の情報が濃くなっていくのですが、そこを適度な生死の描写(リアル寄り)の情報で繋ぎ止めているところがすごく好きな作品です。

 非常に痛々しい描写も多いのですが、それでも好奇心に負けて覗いてしまうような魅力があり、着手するまでにはできるだけコンディションを整えてから臨むよう心がけています。(アスリートか?)

 生きるということを死と地続きであると認めた上で非常に前向きに描いた作品であり、死というものを切り離し、単体でネガティブに捉えるのではなく、受け入れ許容する大らかさがこの作品の魅力なのかもしれません。

レイトン教授と不思議な町

 レイトン教授シリーズは「悪魔の箱」と「最後の時間旅行」をプレイしたことがあったのですが、初代である「不思議な町」はプレイしたことがなく、スマートフォンでプレイできるということでプレイしてみました。

 個人的には正しい答えを導きだす作業より、その手法に関心がある部類の人間なので、インターネットの発達により苦手な問題は解き方を調べられるようになったことで、より楽しくプレイできたなという印象があります。個人的に苦手な問題は図形問題でしょうか、同じ形でいくつに分割しなさいという問題形式が一番苦手な気がします。

 数年経ってプレイしてみると、回答のアタリのつけ方が上手くなっていることがわかりとても面白かったです。この問題の作者はこういうひっかけをしてくるだろうなとか、これは素因数分解して解く問題じゃないかとか。こういうことが起こると途端に学生のうちにもうちょっとヤマをはる能力を鍛えておけばよかったかなあと思ったり。(まあうちの親は堅実(笑)な人間なんでそういう勉強法は嫌がってどっちにしろやらせてもらえなかったでしょうが。)

 関連して「悪魔の箱」と「最後の時間旅行」内のプレイ動画をyoutubeで眺めてみたりしていたのですが、やはりレイトン教授シリーズはストーリーが本当にいいですよね。魅力的なキャラクターが多いし、三作品どれも人の善性が上手に描かれていてプレイを終えるころには豊かな気持ちになれます。

 毛嫌いして手をつけなかった3DDS版もやってみようかな~なんて思ってしまいました。(どうしてもレイトン教授シリーズのイラストが気にいってたので、それが無くなるのが耐えられなかったんですよね……。)

 

旅行先について

 夫が免許を取得したのもあり、自動車をレンタルし、旅行に連れていっていただきました。レンタル料金は高かったですが、プリウスをレンタルしたおかげで燃費自体は安く済みました。

能登旅行

1日目

 水曜日に退勤後、能登(輪島)のうめのや GUESTHOUSEへ。相部屋と一人部屋があります。廊下から覗くことが出来る中庭がとてもきれい。

到着が平日夜遅くだったのもあり、飲食店は軒並み閉店。コンビニ飯で豪遊しました。

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2日目

 翌日は輪島の宿をチェックアウト後、朝食兼昼食を食べに能都町にある鮨・海鮮料理 津久司へ。テレビへ特集されたのか、すごい行列。夫と料理をシェアしながらいただきました。長時間並ぶことになる点と、独特なルール(店の中にある一覧に名前を書きこんで外で待つ、注文は一回きりなど)があるので注意。お寿司は文句なく美味しく、格安。この時期に行って良かった!!!

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 その後は水中観光船に乗りにイカの駅 つくモールに向かいましたが残念ながら冬季休業中でした。夏にまた来ようかなと思います。くもりのち雨の予報でしたが、道中の海岸線はとても美しい青空が見れました。

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 初のレンタカー旅行なのもあり、夫が疲れ切っていたので宿屋へ直行しました。どうやら猫を飼われているらしく、宿泊客が私たち一組だけなのもあり、ご対面させていただきました。夫は猫ちゃんと触れ合えて終始ご満悦。夕食朝食どちらももりもりで、とっても美味しかったです。対岸には立山連峰も見ることができ、ちょっと得した気分になりました。

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3日目

 この日は、チェックアウト後すぐに輪島側にある、ねぶた温泉 海游へ朝風呂へ。入口は日帰り温泉側と宿泊側で異なるので注意。

ぬめぬめ系の泉質で気持ちがいい。露天風呂は鯉のいる池と隣り合わせ。行程が詰まっていたため、早めの出発で予約していた古民家イタリアンレストランへ。

 金額は3500+税/人とかかな。全体的に静かな雰囲気で好み。料理は普段使わないような素材が使われていて非常に面白かったです。自分が料理する時の参考になるので有難い。飲み物、注文してほしいのかなと思ったので注文しました。そういったところは格式ばっててちょっと苦手かも。もう少しくだけた感じの店が自分は好きみたいです。看板も出ていないし、もしかすると一見さんお断りだったのかなと思ったり。次利用するかは微妙かなあ。

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 帰りに山の上にある七尾城に寄りました。時間がなかったので本丸までは行くことが出来ず、残念。また次回。

 

新潟・長野旅行

1日目

 今回の旅行では、朝早くに起きて弁当作りに勤しみました。残った分は来週食べる分として作り置きに。作成した料理は以下のとおり。

  1.  玉ねぎとミニトマト、八朔のマリネ
  2.  玉ねぎとゆで卵のマヨマスタードあえ
  3.  ハンバーグのサルサソースかけ
  4.  ささみフライ
  5.  炊き込みおにぎり
  6.  チョコバナナスコーン

 この週の水曜日に御用納め弁当を食べたのもあり、触発されたことで創作意欲に火がついてしまいました。9時に出発し11時半頃に到着した高田城前のスターバックスで、飲み物を購入し昼食にしました。毎度料理を作るたび、夫が感動してくれるので作り甲斐があります。

 高田城は桜並木で有名らしいのですが、この日は満開にはなっていませんでした。あと一週間遅く来ることが出来れば見れたのかなと思うとちょっと残念。ちなみに夏には蓮の花が満開になります。極楽浄土に咲く花とされるのも納得の見ごたえですよ。ちなみに高田城の歴史もなかなか面白かったので、興味があればぜひ博物館に足を運んでみてください。

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 その後は長野県立美術館へ。15時過ぎ着。この美術館は何よりも建築が美しい。私のいち押しは別棟にある東山魁夷館。国に愛されるとはどういうことなのかはこの人の展示を見ればよく分かるように思います。オリンピックで活躍した羽生結弦然り、WBCで活躍した大谷翔平然り、”日本という(行政を含め)国”が好む特性はやはりこういった人達のような特性なのでしょう。それしか頭になく、品行方正になる人々。確かにいろいろな人々との関わりや援助があるのでしょうが、ある種一人で完結している。淡々とすべきことを続ける。私にはできないからこそ畏敬の念を抱いてしまいます。定期的に展示内容も変えているようです。夫も気に入ったよう。おすすめです。

私は異様なもの、誇張されたもの、大声でわめく作品を生み出したいとは思わない。

また新しいといわれる形式にもそんなに心をひかれない。

自然の中にあって、心静かに感じるものをすなおに表現してゆきたいと希っている。

東山魁夷私の履歴書日本経済新聞より引用

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 18時半には本日宿泊予定の湯田中温泉へ。

 宿はノザルホステルを利用。全体的に不衛生だったのでリピートはないかな。(共用冷蔵庫に腐りかけの食品が……。とか、靴箱が無い。値段の割にアメニティが有料。夜の施錠をしない。借りたはずの駐車場が出かけている間になくなっているなど。経営者が変わったのでしょうか、料金などもホームページとは全然違うはず。)なんてことを話しながら目的の元湯 箱山温泉へ。

 この元湯箱山温泉、ちょっと入り組んだところにあり、夜は周囲が真っ暗でより場所が分かりにくいのですがたくさん車が停まっていました。お湯は比較的ぬるめで入りやすい。女湯はそんなでもなかったのですが、男湯は夫曰くたくさん人がいたとのこと。(本社が建設会社のようなのでそこの人達なのかな?)風呂からあがると、据え置きのドライヤーを金髪の美女が2本持ちして髪を乾かしており、思わず二度見してしまいました。(確かにドライヤー1台当たりの風は弱かったので納得。)あがるころには食堂のオーダーがストップしていたので夕飯は近場の居酒屋たいむ湯田中店でとることに。きちんと分煙されているし、くだけた感じの居酒屋さん。メニューも長野らしさがあり、とてもよかったです。2人で6000円くらい。ガッツリ食べたらもう少しいくかな?

文句を言ってた宿屋さんもぐっすり眠れたのでよしとします。リピートはしませんが。

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2日目

 2日目は6時半頃に出発しました。通りの川から硫黄の香りがしてとてもよい。夫は嗅ぎ馴れて無いのかびっくりしてました。

 9時半開館の軽井沢千住博美術館に向かいます。千住博美術館は個人的にかなり気に入っている美術館です。特に展示されている絵と建築の調和が美しい。晴れていても、雨が降っていても、見事に調和して展示物を引き立てています。

 夫は出口近くの崖シリーズを好んで見ていました。特に新作「浅間山」が気に入ったよう。ポストカードを探していましたが、新作のためまだ作成されていないのか販売されておらず、落ち込んでいました。

 私はウォーターフォール(額縁に入っているもの)と入口近くの月の絵(タイトルを忘れてしまったのですが)が好み。ウォーターフォールは照明の位置も相俟って非常に神々しかったです。

 東山魁夷先生の絵も千住博先生の絵もどちらも肌馴染みが良く、見ていて神経がささくれ立たない魅力的な絵だなあといつも思います。また行きます。

www.senju-museum.jp

 その後は夫と駐車場で少し休憩したのち、軽井沢・ショッピングプラザへ。夫のボロボロになった皮靴を買い替えに行きました。最初は人混みと成金臭さ(夫曰く)に辟易して帰りたがられましたが、なんとかお目当てのお店(キャサリンハムネット ロンドン シューズコレクション/ランバンコレクションに到着。店員さんも非常に親切にしてくださり、気に入る靴を購入できたのでよかったです。また行きます。

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総括

 2回の旅行をしたことで、2回目にはペース配分がより上手くなり、快適に旅行を楽しむことが出来ました。能登は夏、湯田中は秋に今度はいってみたいなと思います。以下、旅行弁当のレシピです。

玉ねぎとミニトマト、八朔のマリネ

 1.玉ねぎを串切りにし、ラップをかけて透明になるまでレンジで加熱のち粗熱をとり、キッチンペーパーで水気をとる。

 2.1の玉ねぎに、1/2~1/4にカットしたトマト、薄皮を向いた八朔を投入。

 3.2に塩コショウ少々、柑橘系のジャム、オリーブオイル・酢を1:1で混ぜたものを投入しあえる。

玉ねぎとゆで卵のマヨマスタードあえ

 1.玉ねぎを串切りにし、ラップをかけて透明になるまでレンジで加熱のち粗熱をとり、キッチンペーパーで水気をとる。

 2.1の玉ねぎにゆで卵を潰していれ、マヨネーズ・マスタードを投入しあえる。

 3.2に飾り用のゆで卵を1/4にカットし入れると映える。また単品でも美味しく食べられるが、トーストにのせてもおいしいのでおすすめ。

ハンバーグのサルサソースかけ

 ハンバーグの作成方法はリンクを参照。サルサソースと焼いた際に発生する肉汁を火にかけながらあえる。

ささみフライ

 1.ささみに縦に切れ込みを入れ、その中に刻んだ梅干し、大葉、細くしたチーズを順に入れる。このときささみをたたいて平たくしておくとやり易いらしい。

 2.1を薄力粉、溶き卵、パン粉の順にくぐらせ、熱々の油に投入してきつね色に焼き上げる。内部温度が80°前後になっているか確認し、引き上げる。

炊き込みおにぎり

 白米を炊飯器に入れ、水を目盛り少し下まで入れる。おにぎりにするので、人参、長ネギはみじん切りにする。キノコ系は一辺5mm程度の正方形くらいの大きさにカットし、米1:1くらいの分量を投入。麺つゆ(創味がおすすめ)、料理酒または日本酒を円を描くよう適量入れ、炊く。粗熱を取ってからおにぎりにする。(のりも巻かずに別途持って行ってくるむとよりおいしい。)

チョコバナナスコーン

1.ホットケーキミックス150gに無塩バター30gをつぶしながら混ぜ込む。バターは小さめにカットしておき、低めの湯煎でとかしながら混ぜ込むとよい。

2.1にカットしたバナナ1本分を潰していれ、混ぜ込む。飾り用にバナナをいくつか薄切りにして焼く前にトッピングしてもよい。

3.今回は1にチョコレート効果カカオ72%大袋入りから50gを混ぜ込んだ。

4.3を円形にしピザ形に潰し、ピザ型の切れ込みを入れる。180°のオーブンで30分程度焼いたら完成。粗熱を取ってからアルミホイルか何かで包んで持っていった。

 

最近読んだ本について

 今回は軽めの本を2冊ほど読了しました。久々にフィクションを読んだので感想をあげてみようかなと思います。

1.科学的とはどういう意味か 森博嗣

評価:しない。全体的に的を得た話をしているものの、鼻につく表現が多いということを夫と話していた。夫は私よりも森博嗣氏の著作を読んでいるがその点については同意であるとのこと。3日で書き上げたというようなことが書かれていたように思う。納得。いつでも良いので個人的にはより精査したものを出してくれないだろうか、という気持ちがある。(あともう少し多方面に対して配慮のある言葉遣いをしてあげてほしい。)

経緯:公私ともに多忙だったので軽めの本を選出。

推奨:出来れば小学生くらいから手に取ってほしく思う。遅くとも中学生くらいにはこういったことを考える・知っておくほうが良いのではないか。

注意点:文調が先に述べたとおりキツめであり、少し選民的。同意できることも多いだけに勿体ない。これでは内容がどれだけよくとも広くは読まれないのではないかと思ってしまう。(少なくとも私には、「わかろうとしない人には分かってもらわなくていい。」という姿勢に見える。)

構成:全4章。

 読み終え、レビューを眺めたとき、内心評判は知っているだけにいわゆる信者が多く持て囃されているのだろうかと思ったが杞憂だったようで良かった。理数が本当に好きで大切さをわかっている人の文章だなと思う。

 10年以上前、私は数学が好きでアタリをつけるのは得意だけどのみこみが遅く計算も遅くケアレスミスの多い子どもだったことを思いだした。父親は計算の正確性が至上であると考える人で、よく話の流れで唐突に暗算をさせられては間違いを指摘され馬鹿にされたことを思いだした。文の中に計算をするうえで大体のあたりがつけられることが重要であるというような話が載っていて救われた。もう少しこういった分野の本を読み進めようという気持ちになれたのでよかったと思う。

2.ぬるくゆるやかに流れる黒い川 櫛木理宇

評価:しない。読みやすく軽めの文体。流れるように読み進めることができた。

経緯:表紙の佇まいから手に取った本。

推奨:特になし。

注意点:登場人物たちの心理描写が必要以上には書かれていないため、想像で補う部分が多い。物足りないと感じるか適切と感じるかは人によって異なると思う。私は適切ととらえた。場面転換の多い構成で飽きさせない、人によっては少し疲れてしまうかもしれない。

構成:全5章。

 個人的には、心理描写が必要以上に書かれてないためくどく無く、場面転換が多いためテンポよく読むことができた。SNSとからゆきさんを組み合わせることで現代と地続きであることを分かりやすく表現していて好みだった。

 この物語は主に、被害者の栗山家、被害者の進藤家、千葉県警内、千葉県警に属する今道室長とその妻綾子、加害者の武内家とその周辺の人々の証言の場面で進んでいく。事件の全貌を知るころには若干の肩透かし感があるがそれも現実にありそうなところが面白い。様々な関係性を見事に書き分けており、流石だなあと思う。個人的には堤田ヒサヨとの対話と今道綾子さんが登場する場面が好み。強かで大らかで素敵な女性たち。女性に限らず男性も対比となるように格好良く、どこか愛らしく書かれている。

 誰か一人を責めるような書き方をしていない。強かに生きる中で、けれど皆、弱い部分や間の抜けた部分もあり、お互いに補完して生きている。作者は女性であり、どこまでがこの人の我なのだろうと不思議な気持ちになりながら読了した。

2月及び3月の総括

 自分自身も夫もどちらもやり切った年末年始(3月まで)だったように思う。お互いにもうこりごりであり、数年は勘弁してほしいということを確認した。

 夫不調の11月12月に始まり、夫のやるべきことを一部負担し、去年に比べて仕事が増えた12月から3月までを転居作業も含め、やり切った。途中、卒論と教習所の同時並行でストレスがたまりきった夫が私にキレたりもしたが、以前に比べ素早く謝罪してきたので尾を引かずに済んだ。エライ!

 今後の予定としては、夏に立山、秋に黒部に行きたいな~と思っている。また、賞与が入り次第、編み物を始めてみる予定。出来れば試行錯誤を繰り返し、冬までには一着セーターかカーディガンを編んでみたいなと考えている。ホワイトボード・替えの靴・バランスボールの購入、実印の作成、9月か10月には祖母の家にも訪問してあげたい。

というところでしょうか。今年度も一年間頑張ります。

追記:夫が無事、院の飛び級面接をパスすることが出来ました、おめでとう(書いてくれないのねといわれたので書いておく。)