20200223 配偶者との関係性についてとか

 私と配偶者の関係は信頼関係や忠誠のような形に近いと感じる。

 相手が私に対し心配して小言を言うことがあるように、私も相手に対し心配して小言を言ってしまうことがある。相手が私からの支援に対して恩義を感じ、何かしらの方法で感謝の気持ちを伝えてくれるように、私も相手からの協力や支援に対して恩義を感じ、様々な点から感謝を伝えようと思う。

 そうしたその場その場でのやり取りを大切にし、布石とすることが、今の関係性を築いているのだと思うと感慨深い。

 金銭のこと、性欲のこと、健康のこと、言葉のこと……など。必要であるとお互いが判断した場合に話し合いの場を設け、価値観の擦り合わせをしていく。お互いに日々の些細なことを報告しあいながら、相手を少しでも理解しようと試みる。

 二人の時間には弛緩以外にも緊張の時間もあり、それでも出来る限り相手を尊重し、弛緩の時間を大切にし、二人だけの経験を心から楽しむことで緊張の時間を適切に乗り越えられている。

 相手は出会った当初と比べて、秒で怒り狂うことがなくなり、暴言が減り、気遣いをしてくれる余裕ができた。それは彼自身の努力の賜物という側面が非常に大きいと私は思う。

 また、それとは別に私が慎重に言葉を選んでいたことが少しでも功を奏したのならとても嬉しい。

 言葉はツールではあるものの、金銭と同じくらい人間にとっては扱いが難しいとよく感じる。言葉の影響を軽視せず慎重に扱うことは周りや自分自身にいい影響を与えるだけでなく、身を守るための術でもある……はず。(礼節というものがそうであるように)

 

 上記の文章は最後の文章を書くための蛇足だと考えてほしい。

 

 実は先日、(私は避妊用ピルを相手とのセックスのために飲んでいるのだが)収入が安定したらピルにかかる費用を半分持たせてほしいという申し出が相手からあった。一緒に責任を持とうとする姿勢や覚悟が私はとても嬉しくて、こんな私にとって勿体無いくらいの相手を伴侶とすることができて幸せだと感じた次第である。